汚れたメイクブラシは、単なる手入れのうっかりでは済みません。セレブリティメイクアップアーティストのLisa Aharonによると、ブラシを洗うべき理由は数多くあり、その一つが肌の健康です。「ブラシには細菌が潜み、吹き出物や肌への刺激を引き起こすことがあります」と説明します。
清潔なブラシは、メイクをなめらかに塗るための理想的な状態を作り、道具の寿命を延ばすのにも役立ちます。「汚れたブラシを使うと、メイクがむらになったり筋が出たりして、洗練された仕上がりから遠ざかります」とAharonは話します。セレブリティメイクアップアーティストのAsh K Holmも、「定期的な洗浄は毛の品質と性能を保ち、道具をよい状態に維持するのに役立ちます」と付け加えます。
ただし、洗う頻度は、主にブラシの使い方によって異なります。「メイクアップアーティストとして、私は毎晩ブラシを洗うようにしていますが、一般の方にはいつも現実的とは限りません」とAharonは話します。リキッドやクリーム製品に使うブラシは週1回、パウダー用ブラシは少し間隔をあけて、約2週間に1回洗うとよいと説明しています。
正しい洗い方がわからなくても、AharonとHolmが教えてくれます。ブラシが新品のようにきれいになる、二人が実践してきたコツをご紹介します。
専門家の紹介
Lisa Aharonは、ニューヨークを拠点とするセレブリティメイクアップアーティストです。Rachel Brosnahan、Phoebe Waller-Bridge、Gwyneth Paltrow、Anna Kendrick、Camila Mendesなどを担当してきました。
Ash K. Holmは、ロサンゼルスを拠点とするセレブリティメイクアップアーティストです。Ariana Grande、Kim Kardashian、Camila Cabello、Shay Mitchellなどを担当してきました。
手早く清潔にしたいときは、速乾クリーナーを使う
速乾スプレーは、しっかり洗うまでの間にブラシを整える方法と考えましょう。Holmは、素早い除菌に適したアルコールベースの速乾処方、Cinema Secrets Makeup Brush Cleanerのような製品をすすめています。メイクの残りを取り除いてブラシを除菌し、ほぼ瞬時に乾くため、すぐに使えます。「Cinema Secrets Makeup Brush Cleanerは、メイクアップアーティストの救世主です。毛の質を損なわず、数秒でブラシを清潔にし、次のお客様に使う準備ができます」と話します。
Byrdieのヒント
時間がないときは、速乾クリーナーをペーパータオルに吹きかけ、汚れが出なくなるまでブラシをやさしく前後に動かす方法を、Aharonはすすめています。
しっかり洗うときは、専用の液体ソープを使う
丁寧に洗いたいとき、HolmはBeautyblender Blendercleanser Liquid Soapのような、メイクブラシ専用のソープを使います。ほかにもおすすめのメイク道具用クレンザー14選を紹介しています。「徹底的に洗うときは、Beautyblenderの液体ソープが定番です。油分や顔料をしっかり分解し、繊維を傷めずにブラシやスポンジを新品のようにしてくれます」と話します。
クレンザーを使った後は、ぬるま湯ですすぎます。「水温は大切です。ぬるま湯なら、毛を固定する接着剤を弱めずにブラシを洗えます」とHolmは説明します。コツは、すすぐときに必ず毛先を下に向け、金具の部分に水が入り込んで傷むのを防ぐことです。
定番の固形石けんと水を使う
Aharonは、ぬるま湯と固形石けんで洗うシンプルな方法を好みます。Byrdieおすすめの固形石けん11選も参考になります。「ブラシの洗浄や除菌は、手を洗うのと同じように考えています。急ぐときは手指用消毒剤や速乾ブラシクリーナーも使えますが、しっかり洗うなら石けんと水に勝るものはありません」と話します。
愛用の石けんは、Dove Beauty Barです。「約15年前、アシスタントをしていたメイクアップアーティストに教えてもらいました。効果が高く、手頃な価格で、ブラシの状態まで整うことに驚きました。シンプルなのが気に入っていますし、白い石けんなので、本当にきれいになったか確認しやすいんです」と話します。
お気に入りの石けんと速乾クリーナーを組み合わせる
方法を組み合わせて、ブラシをより清潔にすることもできます。Aharonは、さらにしっかり手入れしたいときは、まず固形石けんで洗い、乾いてから70%のアルコールを吹きかけ、追加で除菌すると話します。
ブラシ洗浄用マットを使う
ブラシ洗いを面倒に感じるなら、凹凸のある洗浄用マットで大きく変わるかもしれません。盛り上がった溝が、毛の奥の汚れや残留物を取り除くのに役立ちます。使い方は、泡立つクレンザーをマットに出し、汚れが落ちるまでブラシをくるくる動かすだけです。「洗浄用マットは画期的です。凹凸のある表面が頑固な残留物を落としやすくし、作業をずっと速く効率的にしてくれます」とHolmは話します。
ブラシ洗浄機を使う
手で洗う時間がないなら、メイクブラシ洗浄機を検討してみましょう。機種によって違いますが、多くは好みのクレンザーを入れてからブラシをセットします。その後、振動や回転によって、ブラシが完全にきれいになるまで洗浄します。乾燥機能を備え、乾くまでの時間を短縮できるものもあります。
まとめ
速乾クリーナーを使う場合も、定番の固形石けんを使う場合も、メイクブラシの洗い方に唯一の正解はありません。どの方法を選んでも、最も大切なのは、吹き出物やメイクのむらを防ぐために、定期的に洗うことを忘れないことです。
専門家は、洗浄後の適切なケアもすすめています。特にHolmは、アルコールベースのクリーナーを使う場合、洗った後に毛の状態を整えることを推奨します。「ブラシが乾燥してきたら、刺激の少ないヘアコンディショナーでケアします。毛に栄養を与え、なめらかな質感を取り戻すことで、メイクをきれいにぼかせる状態を保てます」と話します。
もちろん、洗浄とコンディショニングの後は、しっかり乾かすことが欠かせません。「乾かし方によって、ブラシの寿命は変わります。横に寝かせて乾かすと、毛の形が保たれ、持ち手も傷みにくくなります」とHolmは話します。
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