押さえておきたいポイント
特に人気のある3つの形状は、軽く速乾性のあるスプレー、固形で携帯しやすいスティック、流動性のある液状タイプです。
選ぶ際には、生活スタイル、肌質、どれなら塗り直しやすいかなどを考えましょう。
日焼け止めが欠かせないことは、よく知られています。皮膚科医が、SPFなしではスキンケアをしても意味がないと言うほどです。日差しから肌を守ることは、それほど重要なのです。幸い、今は紫外線対策の黄金時代。厚く、べたべたして不快なクリームを塗りたくる時代は過ぎました。今の日焼け止めは、使い心地、保護力、快適さが、これまで以上に優れています。
ただし、優れた選択肢が豊富なことは、自分に合うものを探すときには悩みの種にもなります。スプレー、スティック、液状など、形状が多すぎて、圧倒されたり迷ったりするかもしれません。快適さと有害な日差しからの保護を両立できるよう、認定皮膚科専門医のAsmi Berry医学博士とNava Greenfield医学博士に、各タイプの違いと、自分に合う選び方を聞きました。詳しくご紹介します。
専門家の紹介
Asmi Berry医学博士は、ロサンゼルスの認定皮膚科専門医です。
Nava Greenfield医学博士は、ニューヨークのSchweiger Dermatology Groupに所属する認定皮膚科専門医です。
スプレータイプの日焼け止めとは?
スプレータイプにはミスト式やエアゾール式があり、Berryによると、一般に軽く、素早く乾きます。質感には違いがあり、細かな霧のようなものも、水っぽい膜として付き、塗り広げる必要があるものもあります。いずれも脂っぽさが少ない傾向があるため、体用として人気です。
噴射の仕組みは、エアゾール式と手動式の2つです。Greenfieldによると、エアゾール式は細かな液滴を空気中に散布するため、全体を覆うには思うより多く使う必要があります。連続した霧を作るには噴射剤が必要で、実際に肌へどれだけ付いたか把握しにくくなることがあります。また、噴射剤は環境に悪影響を与える場合もあります。一方、手動ポンプ式は狙った場所に出しやすく、Berryは、量を調整し、均一に塗りやすいと話します。
スプレータイプの使い方
Berryは、肌が光って見えるまで吹きかけ、その後に塗り広げることで、表示されたSPFを十分に得るよう勧めます。
Greenfieldは吸い込むリスクからスプレータイプを特に好むわけではありませんが、役立つ場面はあります。屋外や外出先で使いやすく、背中のように手の届きにくい部分を含む体の保護や、屋外活動中の素早い塗り直しに適しています。
顔にも、何も塗らないよりはスプレーを使うほうがよいものの、顔への使用が安全だと明記された処方だけを選びましょう。Berryは、まず手に吹きかけてから顔に塗ることを勧めます。
スティックタイプの日焼け止めとは?
スティックタイプは、リップバームやデオドラントに似た、固形のバーム状です。Berryによると、ワックス状またはクリーム状の感触で、肌の上を滑らせると厚めの層が付き、その場にとどまります。そのため塗り広げにくいこともありますが、必ずしも問題ではありません。Greenfieldは、スティックはローションやスプレーのように、いつもこすって広げる必要があるわけではないと説明します。ただし、使用感がやや重く、べたつくことはあります。
スティックタイプの使い方
スティックは、適量を塗るのが難しい場合があります。透明または半透明に付くことが多いため、量が不足しがちです。Greenfieldは、肌全体を覆うように、しっかり均一に1回滑らせれば、十分なはずだと話します。一方、Berryは、同じ場所に4〜5回重ね、均一な保護層を作る、より多めの塗り方を勧めます。いずれにしても、製品ごとに作り方が異なるため、2人ともラベルの具体的な使用方法を読むよう勧めています。
Greenfieldは「塗り残しはよくある落とし穴です。抜けた場所がないようにしてください。スティックで塗り残した部分に、幾何学模様のような不規則な日焼けができる人がいます」と注意を促します。
2人とも、顔にはスティックを勧めています。特に赤ちゃんや子ども、手を汚さずに使える耐水性のある製品を求める人に向いています。小さいので、外出先のお直しや保護にも便利です。目の周り、唇、鼻、耳など、繊細で限られた部分に試してみましょう。
液状の日焼け止めとは?
液状の日焼け止めは、その名のとおり流動性のある形状です。ただし、その中にもさまざまな質感があります。
クリーム状の処方は濃厚で保湿力が高く、乾燥肌や年齢を重ねた肌に適しています。
ジェル状の日焼け止めはゼリーのような質感で肌の上を滑り、一般的な液状タイプよりシリコーンのような感触があることが多いです。
美容液タイプは肌に軽く、素早くなじみ、追加のスキンケア効果を備えるものも多くあります。Berryは、混合肌や脂性肌、メイクの下に使うのに適していると話します。
最後に、水のようにさらさらしたフルイドタイプがあります。エッセンスに近い、とても薄く流れやすい質感です。そのため肌で重さを感じにくく、重ね使いに向いています。
液状タイプの使い方
質感にかかわらず、専門家は顔には米国の5セント硬貨から25セント硬貨大、体にはショットグラス1杯ほど(1オンス)の量を勧めています。液状タイプは最も一般的に使われる形状であり、最初に塗る日焼け止めの標準的な選択肢とされています。
選び方
Berryは「最もよい処方は、肌質、生活スタイル、塗り直しやすさによって決まります。屋外で過ごしたり体を動かしたりするなら、耐水性のスティックやスプレーを。スキンケアを重視する人やメイクをする人には、美容液や軽いフルイドが重ねやすいでしょう。乾燥しやすい肌や刺激に反応しやすい肌には、保湿を補うクリーミーな処方が向いています」と話します。
普段、保湿剤などでどんな質感が好きか考えてみましょう。濃厚でべたつくクリームが苦手なら、重い液状の日焼け止めは避けたいかもしれません。肌質と活動量も考慮しましょう。ニキビができやすいなら軽いもの、活動的なら耐水性のあるものが好みに合うかもしれません。
Greenfieldは、毎日使いたくなるものを見つけるため、さまざまな形状、質感、ブランドを試すよう勧めます。最初に使うタイプと、日中の塗り直しやお直しに使うタイプは、違っていてかまいません。必ずしも一つだけに絞る必要はないのです。
形状にかかわらず、最もよい日焼け止めは、実際に使い、塗り直しを続けられるものです。SPF30以上で幅広い紫外線を防ぐ製品を選び、十分な量を使いましょう。
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