@tower28beauty/Instagram
押さえておきたいポイント
日焼け止めのモロモロには、主に使う製品と塗り方という2つの原因があります。
ほかの成分と混ざるとモロモロが出ることがある成分には、シリコーン、キサンタンガム、ミネラル系の紫外線防御成分などがあります。
予防するには、適切な角質ケア、正しい順番での塗布、モロモロの原因となる成分を避けること、いくつかの日焼け止めを試すことが大切です。
適切な洗顔料で顔を洗い、美容液、オイル、保湿剤を丁寧に塗ったのに、いざ日焼け止めを使おうとしたら、なめらかだった肌がざらざらに。これは、日焼け止めが小さな塊、いわゆる「モロモロ」になるためで、ケアをやり直す羽目になってしまいます。
日焼け止めは、どんな美容習慣でも欠かせない手順です。モロモロは非常に煩わしいだけでなく、製品の無駄にもなります。では、どうすればよいのでしょうか。皮膚科医のDendy Engelman医師とMorgan Rabach医師に、医学的・実用的な観点から原因を聞き、スキンケアと紫外線対策を立て直すための方法を教えてもらいました。
専門家の紹介
Dendy Engelman医学博士(MD、FACMS、FAAD)は、ニューヨークのShafer Clinicに所属する認定美容皮膚科専門医で、モース手術を行う外科医です。
Morgan Rabach医学博士は、ニューヨークを拠点とする認定皮膚科専門医で、LM Medical PLLCの共同創設者です。
なぜ日焼け止めがモロモロになる?
専門家によると、主な原因は使う製品と塗り方の2つです。1 ただし、手持ちの製品をすべて捨てたり、必要以上に施術の予約を入れたりする前に、モロモロを防ぎ、スキンケアを続けるための専門家の助言を読んでみてください。
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定期的に角質ケアをする
よいスキンケアは、肌を清潔に整えることから始まります。角質ケアは古い角質や汚れを取り除き、スキンケア製品が十分になじむのを助け、日焼け止めのモロモロを減らします。ただし、Engelmanは肌に合うバランスが重要だと言います。「角質ケアが多すぎても少なすぎても、肌が乾燥したり脂っぽくなりすぎたりして、モロモロにつながります。週1〜2回にとどめ、物理的なスクラブよりも化学的な角質ケアを使うことを勧めます」
Rabachも「乾燥や皮むけがあると、日焼け止めがなじみにくくなることがあります」と述べ、角質ケアと保湿の大切さを指摘します。
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使っている製品を見直す
「多いほどよい」という今の美容文化では、多くの製品を使いすぎる人がいます。それによって製品同士がうまく作用しないだけでなく、肌を傷めることもあります。Engelmanは「製品を使いすぎると肌の微生物バランスが乱れ、刺激、乾燥、過剰な皮脂分泌が起こることがあります。これらはモロモロに直結します」と説明します。Rabachは「日焼け止め自体の処方でモロモロになる場合も、ほかの製品やメイクと混ざって固まる場合もあります」と付け加えます。
一度に大量に塗ること、特に重いクリームや油性の製品を多く使うことも、なじみを妨げ、日焼け止めのモロモロにつながる場合があります。
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正しい順番で重ねる
スキンケアを重ねる順番は、製品同士の反応に大きく影響します。Engelmanによると、美容液のような軽く薄い製品には、分子構造の小さな有効成分が含まれます。一方、クリームのような濃厚な製品には、大きな分子が使われます。順番を間違えると、大きな分子が小さな分子の浸透を妨げ、製品が十分に働かず、べたついた層ができて、モロモロの原因になることがあります。
Engelmanは「まず美容液のように最も軽く薄い製品から始め、保湿剤など、徐々に濃厚で重い製品へ進み、スキンケアの最後に日焼け止めを塗ることを勧めます」と話します。ただし、ケミカルタイプの日焼け止めは肌に浸透する必要があるため、保湿剤の前に使う点に注意してください。ミネラルタイプなら、保湿剤の後、メイク前の最後の手順として使えます。
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乾いてから次を重ねる
製品が乾いたりなじんだりするまでの時間は、テクスチャーと肌質によって異なります。Engelmanは、塗ってから少なくとも30〜60秒待つことを勧めます。Rabachは、目に見える濡れたようなつやが落ち着くまで、5〜10分ほど待ってから次の手順に進むことを勧めています。
次に進めるか確かめるには、顔に触れるのもよい方法です。Engelmanは「指にまだ湿り気や製品が付くなら、十分になじんでいません」と話します。
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成分に注意する
ほかの製品と反応してモロモロになりうる成分として、次のものが知られています。
シリコーン:Engelmanによると、ジメチコン、アモジメチコン、シクロメチコンなどのシリコーンは、肌の最上層に膜を作り、風や水などの外的要因から守ることで日焼け止めの働きを高めるため、よく配合されています。ただし、それによって成分同士が固まり、モロモロになることもあります。
キサンタンガム:Rabachは、キサンタンガムも原因となる可能性があると指摘します。この多機能成分は、増粘剤、安定剤、結合剤として数多くの製品に使われ、質感や使用感を改善しますが、高濃度ではモロモロにつながることがあります。
ミネラル系の紫外線防御成分:皮肉なことに、ミネラルの配合量が多いクリームタイプの日焼け止めは、人によってモロモロの原因になります。対策として、ミネラルを「微粒子化」した処方を試してみましょう。Rabachは、シリコーン、タルク、マイカ、酸化鉄、カルボマーもモロモロの原因になりうると述べています。
愛用の日焼け止めに上記の成分が含まれていて、別のものに替えたくないなら、こすらずに軽く押さえるように塗ってみましょう。モロモロが出る可能性を減らせるかもしれません。
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新しい製品を試す
すべての成分が、誰にでも合うわけではありません。特定の成分が普段のケアのほかの製品と合わないなら、原因の製品をやめ、別の日焼け止めを探したほうがよい場合があります。幸い、専門家がモロモロになりにくい日焼け止めをいくつか紹介してくれました。
脂性肌向けのブラシで塗る日焼け止めとして、EngelmanはISDINのIsdinceutics Mineral Brushを気に入っています。非常に軽く、ドライな処方が、モロモロにつながりうる脂っぽさを抑えてくれます。
Engelmanは「ニキビができやすい人は、ケミカルタイプのように紫外線を吸収するのではなく、肌の表面にとどまって紫外線を反射する、物理的な日焼け止めを選ぶとよいでしょう」と話します。BlissのBlock Star Daily Mineral SPF 30は、ノンコメドジェニックで、カニナバラ果実油が皮脂の調整を助けます。
乾燥肌には、Engelmanはクリームまたはローションタイプを勧め、一日中肌にうるおいを与える保湿成分入りの処方を探すよう助言しています。Elizabeth ArdenのPREVAGE City Smart Broad Spectrum SPF 50 Hydrating Shieldは、肌のバリアを強化し、外的刺激に負けにくい肌へ導くのにも役立つと話します。
Engelmanは「敏感肌には、無香料の日焼け止めを使ってください」と勧めます。もう一つのおすすめは、多くの人が欠かせない名品と考えるLa Roche-PosayのAnthelios Mineral Zinc Oxide Sunscreen SPF 50です。
つい製品を使いすぎてしまう人にぴったりなのが、3つの機能を持つGlo Skin BeautyのC-Shield Anti-Pollution Moisture Tint SPF 30です。この色付き保湿剤は、SPF30の広範囲の紫外線防御、ブルーライト対策、ビタミンCによる抗酸化作用を備え、美しいつやのある仕上がりをもたらします。
最後に
モロモロは煩わしいものですが、肌を健やかに保つために何が必要か、効果的で無駄のないケアをどう組み立てるかなど、自分の肌を知るきっかけにもできます。
Rabachは「モロモロになる日焼け止めは、効果や防御力が低下している可能性があります」と述べ、塗るときも塗り直すときも、その点を意識するよう勧めています。肌に使う成分に気を配り、自分に合うものが見つかるまで、いくつかの製品を試してみましょう。
記事の出典
Byrdieは、記事の事実を裏付けるため、査読済み研究を含む質の高い情報源を積極的に使用しています。内容の正確性、信頼性、信用性を保つ方法については、編集ガイドラインをご覧ください。
Sabzevari N、Qiblawi S、Norton SA、Fivenson D.「日焼け止め:私たちを守るUVフィルター。第1部:最適な紫外線対策のための規制の変化と選択肢」Int J Womens Dermatol. 2021;7(1):28-44.
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